19年にはKRUELTYとのスプリットも【Moment of Truth / A Call Beyond】

【Moment of Truth / A Call Beyond】
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サウスフロリダ発局地的JPHCインフルエンスハードコアバンドMoment of Truth。今作もその90年代後半から00年代前半の関西極悪HCへの愛をしつこく感じる、いい意味での問題作。
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怪しくオブスキュアなスピリチュアルジャズ的SEから始まる今作。バットのような鈍い音で叩きつけてくるギターリフと、随所に挟まる耳を刺してくるピッキングハーモニクスとアームプレイ。それを援護する硬くタイトなドラムや、低くボンタンスタイルなボーカルが身体をうずかせる。
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相変わらずStraight Savage StyleやDyingraceなどのリフや展開へのオマージュが随所に見られ、毎回物議を醸している彼ら。だがBRW的にはそれはむしろ愛故のサウンドであり、単なるパクりではないと感じている。しっかりとそれを消化した上で、自分らの一部に取り入れているからである。
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Seed of Pain、Ecostrike、Envisionのメンバーらから成る現行USハードコアのオールスターのようなバンドで、ライブはなかなか叶わないよう。だが日本でそれが叶った時にはフロアがモッシュの渦になるのは、目に見えているだけに実現が待ち遠しい限り。
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近年のビートダウン・タフネスなハードコアの中でも完成度の高さが光る今作。ぜひフィジカルで聴いていただきたい。
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[TRACKLIST]
1. Intro to Oblivion
2. Into Darkness
3. Impurity
4. A Call Beyond
5. Twisting Their Forms
6. Ascension
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Moment of Truth / A Call Beyond (CD) - ¥1,650
2022, Dead Sky Recordings [DSR-032]